グリーフケアとスピリチュアル~WHOも認めたスピリチュアルの重要性

スピリチュアルケアとの出会い

私は、死別の苦しみを乗り越える過程でスピリチュアルな側面から視点の変化が起き、意識が変化して乗り越えました。これはスピリチュアルなアプローチが無ければ起こらなかったことです。

このため、グリーフケアにスピリチュアルな視点を取り入れることで各段に早く乗り越えることが可能なのだと感じたため、スピリチュアルな視点を取り入れたグリーフケアを提供したいと考えました💝

そこでグリーフケアについて勉強するうちに、「スピリチュアルケア」というものが医療の現場でも重要だと言われていることを知りました。主に緩和ケアやターミナルケアというがん末期の患者さんに対するケアとして取り入れられていたり、また重要性が指摘されています。

看護師と医師がほほ笑んでいる

スピリチュアルケアの内容を具体的に調べてみると、私が提供するカウンセリングの姿勢や、カウンセリングの際の在り方という点で非常に共通していたので嬉しく思いました。このようなケアがこれからもっと一般的に広まると良いなと思います。

このスピリチュアルケアは死を目前にした患者さんだけでなく、悲嘆の中にある死別体験者やそのほかの苦しい体験をしている人にも有益です😊

スピリチュアルケア、スピリチュアペインとは?

スピリチュアルケアとは?「スピリチュアルケア入門」(窪寺 俊之著)を参考にご説明すると以下の通りです。

死を目前にした患者さんが、死んだらどこへ行くのかなぜ自分が死ななければならないのか、死が目前に迫っている中で生きる意味は何なのかというような悩みや苦しみのことをスピリチュアルペインと呼んでおり、それを解き放つ援助をすることがスピリチュアルケアです。

女性が肘をついて「しんだらどうなるのかね?」と言いそれに対して猫が「さぁな・・・」と答えている

WHOは1990年にがんの緩和医療に関する報告書の中でスピリチュアルケアががんの末期患者にとって重要であると表明しているそうです🧐

なぜグリーフケアにスピリチュアルな視点が必要なの?

スピリチュアルペインと言われている死んだらどこへ行くのか、なぜ自分が死ななければいけないのか、というような人間の根源に関わる疑問に対しては、科学的な根拠を持ってコレと答えが出せるようなものではありません。

人間は科学を越えた存在です。なぜ人は生まれてきて「私」と言う意識を持つのか、そして生まれて来ることにどんな意味があるのか、というようなことに対する答えは科学、医学、心理学などの学問だけでは導き出すことはできません

お腹の中の胎児

もし私たちが機械でできたロボットであるなら、ロボットが泣く理由も、怒る理由も全部科学で説明できるはずです。でも私たちは機械ではありません。Spirit(スピリット、魂)です

私たちは人間の思考から創り出された存在ではありません。だから人間の思考が創り出した学問によって人間の根源的な疑問に答えることはできません。

思考や科学などの学問で全てを解明しよう、理解しようという思いを手放してその世界から一歩外に出るしかありません。思考の世界には答えが無いからです。

だからこそスピリチュアルな視点からのアプローチが必要になります。

スピリチュアルとは何なのか?

スピリチュアルという言葉が宗教であったり、または何か怪しいものであったり現実離れしていると感じて敬遠する人も中にはいるかもしれませんが、私がここで言うスピリチュアルというのは特定の教えや宗教というようなものでも現実離れしたものでもありません。むしろあるがままの現実をしっかりととらえて行くことです。

スピリチュアルとは何なのか、様々な表現ができると思いますが、私が思うスピリチュアルとは、私たちが今ここに「在る」というその感覚、その神秘、その尊さ、そこに意識を向けて行く事です。そしてあるがままの現実をあるがままに捉えるというとてもシンプルかつ現実的な事です。

女性の笑顔と「在るという感覚」文字

そして肉体や思考や感情を超えた「何か」に気付き視点がぐんと高くなるような感覚のことを私は「目覚め」と表現しています。目覚めというのは宗教でも教えでもありません。自分の中に起こる意識の変革のことです💡

ここで言う「何か」というのはワンネス、大いなる意識、大我、愛など様々な言い方がされていたりします。どうとらえるかは自分自身であり特定の答えはありません。

オレンジの味を教えて下さいともし言われたなら、それを甘いと表現するか、酸っぱいと表現するか、さわやかと表現するか、それは人それぞれであり答えは無いんです。

真実はあなたの感じた言葉にする前の感覚だけです。言葉にした瞬間にもうそれは真実ではなく真実の説明に過ぎないからです。

スピリチュアルというものに意識を向け、意識の変革を起こして肉体や思考や感情を超えた「何か」に気付き、そして自分だけの真実という名の心の平安を体感する、それが真のグリーフケアと言えるのではないでしょうか。

スピリチュアルな視点を使って心を癒す真のグリーフケア

人は当たり前に思考を使い、そして思考のしゃべる声を頼りに生きています。思考がこうした方が良いと言うならば、たとえ心の声が違うと言っていても(ハートがもやもやしていても)、思考の声に従うということをやっています。思考がはじき出した計算や分析を頼りにしてしまうのです。

みなさんもそのように生きて来た経験はありませんか?

しかし、私たちの苦しみは実は勝手に湧いてくる思考によって生み出されます

思考が真実ではない、という気付きはあなたの過去の出来事に対する印象も塗り替えて行きます。

過去に起こった出来事それ自体は、究極的には良い悪い、正しい間違いのないただあるがままですが、そこに意味付けをしているのは自分です。意味付けは思考によるものであり真実ではありません。

これは辛いことだと思考が言ったとしてもそれは究極的な真実ではないのです。それを辛いことだと定義したのは人間の主観だからです。真実はただその出来事が在るということだけです。

もしあなたが思考が真実ではないと気付き、そして過去の出来事に対する意味付けを変えることができたら、あなたは過去を書き換えるという体験をします。

死別という体験も、それにまつわる数々の悲しみや後悔も、全ては究極的には真実でない思考からもたらされたものに過ぎないと気付いたなら、ただあるがままの現実を、あるがままの感情を味わうことができるんです。胸の痛みもまた尊い人生の彩りの一つとなるんです。

では思考が真実でないと気付くのは一体誰なのか?それはあなたの本質であり、命であり、意識であり、「在る」という感覚であり、スピリチュアリアル(霊的)な何かです。それは物質として特定できたり、また科学的にその存在を証明できるものではありません。だけどそこには確実に存在しています。

宇宙の銀河

あなたが「在る」というその感覚は疑いようのない真実です。

あなたが「在る」というその感覚、つまりスピリチュアリティ(霊性)に意識を向けることで、思考という幻想が嘘だと見破り、あなたが心地良いと感じる真実のあなたに近づいていくことは私たちが本当の意味で苦しみを乗り越えるために無くてはならないことだと私は考えています。

だからこそ、グリーフケアとスピリチュアルは切っても切れない関係です。

そして、真実ではない思考を離れた私たちのスピリチュアリティに触れた時に本当の癒しが起こり、そして苦しい体験を乗り越える境地に達します。

スピリチュアルな視点からのグリーフケアカウンセリングを行っています。詳しくは下記ページから🌈

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