大切な人を失ってもあなたらしさは変わらない

本当の自分らしさを勘違いしていた!?

大切な人の前だけで見せる自分らしい一面というものが人間あると思います。

私は夫を亡くした時に、本当の自分らしさを見せられる人がいなくなったから、もう本当の自分らしさは一生封印して生きるんだろうなと漠然と思っていました。そうなったら、自分は一体どんな風になっていくんだろうか、ストレスで苦しくなる日が来るかもしれないとか、そんなことも考えながら・・・。

だけど、なんてことは無かったわけです。

そもそも、自分らしさというものを私は勘違いしてたのだと思います

自分らしさって、私は自分のキャラクターの特定の一面を指して言っていたんです。でも、本当の自分らしさっていうのは、ただ自分が心地良いこと、心がすっきりしていること、ただそれだけなんですね。

だから夫の前だけで見せていて特定の私自身のキャラクターという話ではなく、その時私が心地良い、というところが自分らしさなんです。

自分らしさは自分で引き出すもの

そして、外の世界の誰かが自分らしさを引き出してくれて自分を心地良くしてくれているわけじゃない外の世界は私たちが感じている感情によって創造されているだけだから。

ハートに沢山の愛があるとき、あなたは外の世界に沢山の愛を見つけることができます。

あなたが素敵だから誰かがあなたを愛してくれてるように見えるかもしれない。でも実際はあなた自身が愛を持っているからそれをただ外側の世界に映して見ているだけなんです。

だから本当の自分を見せられる唯一の相手が目の前からいなくなったとしても、自分らしくいられないということは全く無い

ただ自分のハートに従って、いつも心地良くいられるように心がけ続けて行く、ただそれだけでまた再び自分らしく生活している自分に気付くようになるんです。

本当の自分というのはいろんな側面がある

その自分は、大切な人の前で見せていた自分とはまた違っているかもしれない。でもそれでもあなたが心地良いならそれだって本当のあなたなんだ。

本当の私はこうだ、という風に思うことは思い込みみたいなもので、ダイヤモンドの沢山の側面に輝きがあるのと同じ、あなたもいかようにでも輝ける側面があって、そのどれもが違ったとしても全部あなたなんだ。

私は結局夫が亡くなっても私らしさは何も失われないんだと気付いた時、あぁ、私にはいろんな側面があったんだ、今の私は前とは違うけどこれも本当の自分だと気付きました。

沢山の悲しみや、苦しみや、いろんなことを知った今の自分にしか出せない輝きがあるんだって必ず思う日が来ます。

経験によって魂が磨かれる。それがたとえ辛いと感じる経験だったとしても。