【子供を亡くしたあなたへ】子供の死はどうしたら乗り越えられるのか?

子供との死別を乗り越える

魂が成長するグリーフケアセラピーのグリーフケアカウンセラー Ayaです。

苦しみを乗り越えるという意味において実は物事の大小は関係が無いのですが、それでも死別の苦しみについて状況別に考えて行くことは苦しみを乗り越える上で大きな助けとなるので、ケースごとの死別についてお話して行きたいと思います。

今回は子供との死別をどう乗り越えて行くのかについて具体的にお話したいと思います。

この記事を最後までお読み頂ければ、とても乗り越えられないと思えるような子供との死別をどうしたら乗り越えられるのか、その道のりを具体的にイメージして頂けるはずです。

ぜひ最後までお読みください☆

子供との死別の苦しみに終わりはあるの?

苦しみを解決するためにまず苦しみの根本原因を理解する

誰との死別であっても、どのような状況の死別であっても例外はなく苦しみには終わりがあります。

あなたが今苦しいと感じているその根本原因を理解し、その原因を取り除くことで結果として苦しみが終わります。

誰との別れであっても、どんな状況での別れであっても、苦しみの生まれる原因は同じなのです。

苦しみというのは、目の前の現実、思考、感情を受け入れられない又は受け入れたくないという抵抗が原因です。

この抵抗は思考とともに生まれるので、苦しみの原因は同時に思考だとも言えますのでこちらも参考にして下さい⇒【なぜ死別の苦しみは長引くの?】思考のループを断ち切る

 

グリーフケアの分野で言われている悲嘆のプロセスでは、立ち直りの転換点は「受容」としています。

なぜ「受容」すると立ち直るのでしょうか?「受容」とはつまり、目の前の現実や思考や感情への抵抗をやめるという事です。苦しみの原因である抵抗が消えるから立ち直ることができるのです。

いつになったら立ち直れるの?

物事の大小は実は関係がありません。同じ出来事を経験したとしてもある人は早く立ち直り、またある人は長年時間がかかることはよくあることです。

物事の大小ではなく、物事を受容する早さによって立ち直りまでの時間が決まります。

親との死別と子供の死別ではどちらの方が早く立ち直れるのかと比べた場合、全体的な傾向はあるにせよ、その傾向があなたに当てはまるとは限りません。結局は受容できるのかどうか、それが問題になります。

子供との死別の苦しみが長引くのはなぜ?

だれもが子供は親より先には死なないと言う固定観念を持っている

子供との死別の苦しみの大きな原因の一つとして、親や配偶者との死別とは違い、子供というのは順番として普通なら先に亡くなるなどありえないしあってはならないことだという思いがあります。

私たちはみんな無意識のうちに子は親より先には死なないと信じています。このような思いがあるため子供の死を受容することが難しく、苦しみが大きくなったりまた長引いてしまいます。

私の祖母はとても長生きだったということもあり、父と父の妹は祖母よりも先に亡くなりました。祖母のその時の悲しみは見ていてこちらが辛くなるほど大きなものでした。祖父が亡くなった時よりも長く苦しんでいました。

子供の年齢がいくつであってもやはり子供が親より先に亡くなるというのは親にとっては到底受け入れがたいものです。とはいえ受け入れる事は可能なので心配しなくても大丈夫です。

親にとって子供は生きがい

また、親であれば子供は自分の一部のように感じたり、人によっては自分の全てだと感じている人もいると思います。子供の成長を見ることでもう一度自分の人生を子供を通して生きているかのように感じる人もいるはずです。

こうしたことから人生に対する生きがいが失われたと感じてしまいます。こうしたことも子供の死を受容しづらくする原因の一つとなります。

私も子供を持つ親ですが、子供への愛情というのは今まで経験したことの無い新たな種類の愛情だと感じます。子供の痛み自分の痛み以上に苦しいと感じるようなそんな存在です。

この世界のどんなものにも変えられない一番愛しくて大事な存在、それが子供ではないでしょうか。たとえ何人子供がいたとしても他の子が代わりにはなりません。

そのような存在を亡くす苦しみの深さというのは計り知れないものがあります。

それでもやはり苦しみには終わりがあるのだと私は恐れずにお伝えしたいと思います。

幻想的な光と花

どうしたら子供との死別を乗り越えられる?

子供であっても寿命を自分で決めてきている!?

子供は親を選んで生まれて来るという話を聞いたことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか?生まれる前の記憶を持つ子供が、両親を選んだのだという証言をしているケースも多々あります。

そうであるなら、寿命も生まれる前から決めてきていたとしても不思議はありませんね。

そして寿命を子供が自分で決めてきているのだと感じた時、きっとあなたはその死を受け入れる気持ちが生まれて来るはずです。その受容の気持ちへの傾きが死別を乗り越える第一歩となります。

実際に人は無意識レベルで自分の寿命を分かっていたりするものだという事が子供の描いた絵から分かるケースがあるのです。

私自身、グリーフケアカウンセラーであると同時にアートセラピストでもあります。アートセラピーとは描画などを元に精神分析をしたり、また芸術活動を通して心を癒すというものです。

絵には本人も気付かない心の深い部分が沢山表されていてとても興味深いものです。

絵に表れる子供の寿命

余命わずかな重病の子供の絵や、将来の病状や死期が表現された子供の絵を集めた「生命はその生涯を描く~重病の子供が描く自由画の意味(スーザン・バッハ著)」という本があります。

この本には、医師が子供の描いた絵を元に病気の原因を探り当てた例、余命を推測できた例などが沢山載っています。それらの絵には重病と闘う子供の身体の状態と、そして避けようのない命の終わりへの予期が表されており、心が大きく揺さぶられます。

あぁ、子供たちは自分の身体のこと、そして寿命をちゃんとわかっているのだ、と思わざるを得ないのです。

自身の交通事故を予期した子供の絵

この本の子供の絵の一つにとても興味深い作品がありました。

交通事故で亡くなった子供が、事故の直前に交通事故の状況を予期する絵を描いていたのです。

病気であるならある程度体の具合が悪いことを自分でも当然分かっているので、絵の中に寿命を予期するようなサインがあったとしても、不思議はないと思う人もいるかもしれません。

しかし事故であれば現状からは全く予想がつかないはずです。未来の事故ですらそれを予期するようなサインが絵に表れているのであれば、それは魂の深いところでは決めて来た寿命なのかもしれないと思えるはずです。

この世で起こる出来事は全てが、ただの意味の無い偶然だけの重なりだと思うなら、子供が親より早く亡くなることほど辛く理不尽だと思えることはありません。

ですが子供自身が決めて来た寿命なのだという見方をしたのなら、受け入れがたいという思いも随分と違ってくるはずです。

子供の決めて来た寿命を100%肯定することがあなたを癒す

あなた自身の気付きこそがあなたの真実

私は実際に夫を亡くして乗り越えたと思える境地に達した時に、この経験は自分が決めて来たシナリオなのだという感覚がどこからともなくただ湧いて来たのです。(死別後の気付きを促すのがスピリチュアルケアです⇒ 【悲嘆を乗り越えるためのスピリチュアルケア】医師エリザベス・キューブラー・ロスに学ぶ

科学で証明することはできません。ですが、ただそうなのだという気付きこそがその人にとっての真実です。

全部がただ偶然の重なりで、子供を亡くした人がいてもそれはただ運が悪かったのだなどというようなことではないと私は思うのです。

子供の人生を無条件の愛で100%認めてあげる

あなたのお子さんへの愛は、「長生きしてくれたなら・・・」「自分より先に死ななかったら・・・」というような条件付きの愛なのでしょうか?違うはずです。

短い人生だったとしてもそれこそがお子さんが歩む必要があった尊い人生なのです。そしてそれを無条件の愛で100%認めてあげようと思えたなら、きっとあなた自身が救われるはずです。

そして100%その人生を認められたのなら、たとえ短い人生であったにも関わらず出会えたその奇跡にきっと感謝せずにはいられないはずです。

その時にあなたの苦しみは、愛と感謝に溶けて行きます。

死別という現実への抵抗が無くなって行くと、たとえ悲しみが湧いたとしてもそこには苦しみが無くなっていきます。

 

私が行っている魂が成長するグリーフケアセラピーというカウンセリングコースでは、死別の苦しみの原因である「抵抗」を手放すためにご自身で日常的にできる簡単な実践や故人との繋がりを再確認し、喪失の悲しみを深く癒すイメージセラピーなどを行っています。同時に立ち直ってから自然体で楽に生きるための実践ワークなども行います。

お子さんとの死別を早く確実に乗り越えてお子さんとの繋がりを感じながらも新たな生きがいを取り戻したいと感じている方はぜひお試しカウンセリングにお申込み下さい。心が軽くなることを実感できるはずです。

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