統合ワークで死別による苦しみが消えた
私は夫との死別後、並木良和さんの教える統合ワーク(ネガティブな感情を手放すワーク)を行い、その後内山エナさんのセッションを受けたことで死別について感じる感情が全て統合され(詳しくはこちら*少し詳しい説明を付け足しましたので既に読んだことがある方ももう一度読んでみて下さい→統合とは)悲しみも苦しみも罪悪感もほぼ消えました。
まだ今も残りかすのような感情がたまに少しが出てくることはありますが、すぐに統合ワークで手放し続けているのでもはや苦しみはありません。
統合を知る前の私
統合が起こる前と言うのは、もう例えようのない悲壮感で一杯でした。決して癒えることのない大きな穴が心に空いていてどうすることもできないようなそんな感じです。もう一歩も前に進むことができないと感じた生まれて初めての経験でした。
時間とともにその穴に蓋ができることはできるのですが、穴を埋めることはできないので、ただいつ飛んで行ってもおかしくないような蓋がポンとその空いた穴に乗っかっているだけのような状態です。
時間が経つと心の傷が癒えるという意味は、そうした蓋のようなものが一応出来てくるからなのかな、と感じます。
統合するともう元には戻らない
しかし、穴の上に蓋がポンとのっかっているだけなので、時間が経っても苦しい経験などが起こった時など小さなことをきっかけとしてまたその蓋がすぐに飛んで行ってしまって大きな穴が開いたような苦しみが再燃するようなことが起きます。ちょっとしたストレスに耐えられなくなるんです。
こうしたことから、統合が起こるということと時間が経って心の傷が癒えるということは根本的に違うと感じています。
統合が起こるともう元の状態に戻ることはない、と私の経験上感じます。
心の傷が癒える、という表現は傷がそもそもあったということを前提としていますが、統合が起こると、傷がそもそも無いことに気づくので、古傷も当然ありません。だから元の状態に戻りようがないのです。
地球が平面だと信じている人が、もし宇宙船に乗って宇宙から地球が丸いことを実際に確認したなら、もう二度と地球が平面だとは思うことはできないはずです。それと同じです。傷が無いと知ったならもうその傷の痛みを感じることはできないのです。
そしてその穴があった場所は、言葉にできない愛と感謝で満たされていることに気づきます。