正義感・ジャッジを手放す~自分にエネルギーと主導権を取り戻す方法

私の目覚めの探求の中で大きく私の価値観や在り方を変えてくれたことが正義感やジャッジは手放すものだというメッセージです。

私は今まで正義感やこだわりが強い方だったと思います。「~べき、~べきではない」がいっぱい私の中にありました。人とはこうあるべき、というような。ある意味そいうところが自分の良いところでもあるとも勘違いしていたのです。

でもそうした正義感やジャッジというのはただ地球上で生活する中で作り上げられた概念であって、真実ではありませんでした。こうあるべき、という社会通念というものもありますが、それは時代によっても、その人の置かれている立場によっても変わって行く不確かなものです。

魂は生まれてくるまえに地球上で経験することを決めてきて体験しています。悪役だって同じです。悪役の人に悪役をやってもらうことに同意しています。究極的には全ては一つの意識しかない、自分なのですから当たり前なのですが。全ては自分でやっていることです。そして「空(くう)」が色んな形に現れているだけです。だから起こる現実そのものに実は何の意味もなく、意味付けしているのは私たちです。全ては私達の持ってるハートの周波数が発した通りにストーリーを体験しています。みんな自分で体験の仕方を決めています。

だからまず、現実に意味を見出すことを止め、ただあるがままに見てそしてハートに湧いてきたモヤモヤなどを思考せずにただ統合して手放す、ということをやって下さい。

「あぁこの人はこうすべきなのに!ひとこと言ってやらなきゃ」という思いが正義感から湧いたとき、その人に言いに行く前にその行動のもととなっている感情に気付き、ゼロポイントからずれていないか確認してください。ズレているところから相手に言いに行くと同じズレたものが自分に返ってきます。正義感から「こうすべき!」と感じる時、居心地の悪い感覚があるから「こうすべき!」と思うわけですが、この居心地の悪い感覚はゼロポイントではありません。イライラから発言したなら、あなたはさらにイライラを生むような経験をします。出したものが返ってくるという単純な仕組みです。

どうしても一言相手に言いたいとき、イライラなどの居心地の悪い感情を手放し、落ち着いているゼロポイントに入った状態から相手に言えば同じものをあなたは受け取ることになります。ゼロポイントの愛の位置から相手に発信したなら、愛が返ってきます。例えば、あなたの発言を聞いて相手はあなたの助言に感謝して反省するということが起こってきたりします。かといって相手に感謝してもらおうと思って発言するとズレます。そのままそれが返ってくるので、もっと「相手に感謝してほしい」とあなたが感じるような不足感が返ってきます。

「私は間違ってない!相手が悪い」という感覚が湧いてきて、例えばどう考えても100人いたら100人が私は間違ってないって言うにきまっているというようなことだったとしても、全ては自分が持っている周波数を自分で現実に映し出して体験していたと理解しているなら、現実をジャッジできません。自分で作り出しているから。全ては自分の中にジャッジする周波数があるから体験しているにすぎません。それを手放ししまえば良いだけです。

もし、現実を見てジャッジしているなら、あなたは自分ではなく幻想である現実にエネルギーを渡すことになります。主導権があなたから現実に移ります。そうするとあなたは現実に一喜一憂して振り回されるという体験をするようになります。でも現実をジャッジせずに全ては自分が作り出している、その視点に立てた時、あなたは自分にエネルギーと主導権を取り戻すことになります。

そしてジャッジを手放してしまうと、こだわりから解放されるので、周りの人をそのままに、あるがままにしておくことができるようになります。コントロールしようとしたり、腹を立てたりしなくなって行きます。ゼロポイントの状態で、自分軸で一致して生きるために意見を言うことはあっても、相手を自分の思い通りにしようとか、そういう気持ちで意見を言うようなことがなくなります。

いつも行動の始まりは相手ではなく、自分軸です。相手に何かしてあげる時も、自分がこうすると心地よいから、自分が腑に落ちるから、この「自分が」というところに軸をいつもおいていると自分にエネルギーが戻ってきます。だからと言って人の気持ちを無視するということではなく、こうしてあげると自分はどう感じるかな?と自分の感覚にいつも意識を置いておく、そういう感じです。自分は苦しいけど相手が喜ぶなら、という自己犠牲からの行動はさらなる苦しみを生みます。

まずは自分が何を感じているか?に耳を傾けることがあなたがあなたの世界の主導権を握るためのポイントです。