【グリーフケア・カウンセリングを受けたい】何をするの?受ける必要あるの?効果はあるの?

グリーフケア・カウンセリングを受けたい

魂が成長するグリーフケアセラピーを行っているグリーフケアカウンセラーのAyaです。

グリーフケア・カウンセリングを受けたい、でも何をするんだろう?本当に効果はあるの?受ける必要はあるの?という疑問を持っていらっしゃいませんか?私も夫との死別を経験した時にそのような疑問を抱いていました。

ハテナマークを浮かべて疑問に思っている人の女性

今日の記事ではそれらの疑問に対してお答えして行きたいと思います。

そもそもグリーフケア・カウンセリングとは何かといえば、大切な人やペットとの死別や喪失体験等によって悲嘆を抱えている方達の相談に乗ることという意味合いが一般的です。

グリーフというのは悲嘆という意味です。グリーフケアとは悲嘆を抱えている方達の援助という事になります。(グリーフケアの総合情報はこちら⇒グリーフケアの総合情報~グリーフケアとは?徹底解説

悲嘆は死別に限ったことではなく、お金・仕事・恋人・健康の喪失体験によっても悲嘆は引き起こされますので相談者の対象は実は様々です。

しかし、主に死を目前にした方達の心のケアであったり、大切な人を亡くされた方達の心のケアという意味でグリーフケアという言葉が使われています。

それでは、そんなグリーフケア・カウンセリングが気になっているあなたのために私の視点からグリーフケア・カウンセリングについてお話したいと思います。

グリーフケア・カウンセリングでは何をするのか

一般的なグリーフケア・カウンセリングとは

一般的なグリーフケア・カウンセリングでは相談者が抱いている苦しい胸の内をカウンセラーに話し苦しみを共有してもらうことで心を癒して行きます。

グリーフケアカウンセラー自体が死別を経験している方が多いので、死別の悲しみを分かち合えるという利点があります。

そこでは一般的なカウンセリングのスタイルとして、カウンセラーは何か具体的に苦しみを乗り越える方法を伝えたりドバイスはせず傾聴・共感をすることが基本です。

机に向かってカウンセリングをしている女性とクライアント

短期間で死別を乗り越えるためのグリーフケア・カウンセリング

私は夫と死別した後にカウンセリングを受けた事はありますが、実は死別に特化したグリーフケア・カウンセリングを受けたことはありませんでした。

当時私は死別の経験がある人からカウンセリングを受けたいと思って色々と探したのですが、とうとう受けたいと思えるようなグリーフケア・カウンセリングを見つけられなかったからです。

ただ話を聞いてもらうというのではなく、このとてつもない苦しみを一日でも早く軽くする具体的な方法を知りたかったのです。しかしそのようなカウンセラーは見つけられませんでした。

そして私が死別を乗り越えた後に、こんなグリーフケア・カウンセリングだったら受けたかった!と思えるようなカウンセリングをしたいと強く思ったことが私がグリーフケア・カウンセリングを始めたきっかけです。

 

太陽の光を受けて育とうとしている青い小さな芽

そんなわけで、私の行うグリーフケア・カウンセリングは一般的に行われているグリーフケア・カウンセリングとはずいぶん違うのではないかなと思います。(当グリーフケアカウンセリングについてはこちら⇒グリーフケアを受けたいあなたへ/死別専門相談

実際に私が夫との死別を経験し、1年と8ヶ月という短期間で死別の苦しみを乗り越えた方法はグリーフケアの本に載っているようなものでも、グリーフケアの講座で一般的に教えられているようなものでもありません。

そもそもグリーフケアの本には短期間で死別を乗り越える具体的方法などは載っていないのです。

このため、短期間で死別を乗り越える具体的方法をグリーフケア・カウンセリングを通してお伝えして行こうと思ったのです。

こぶしを握り締め決意をした女性

私が行っているグリーフケア・カウンセリングはどんなものかというと、皆さんの心に溜まっている思いを伺うだけでなく、皆さんご自身が自分で自分を癒せるようになる日常でできる簡単なワークの実践を一緒に行い、同時に苦しい思考や感情の扱い方をお伝えしています。

それ以外にもイメージセラピー、アートセラピーなど様々なことを行っています。

こうしたセラピー思考や感情の扱い方のコツを知ることで悲しみや寂しさなどのネガティブ感情を認めていくという今までの反対の在り方が癖づいてくることで自然と立ち直って行きます。詳しくはこちら⇒ 魂が成長するグリーフケアセラピーとは?

グリーフケア・カウンセリングは受ける必要あるの?

死別による落ち込みは病気ではありません。大切な人と死別したら落ち込まない人はいませんし、悲嘆反応は自然なことであって異常なことではありません。

このため、グリーフケア・カウンセリングをあえて受ける必要はあるのか?そもそも時間が解決するのを待つしかないものなのではないかと思う方もいらっしゃると思います。

疑問に思っている女性

様々な意見はあると思いますが、死別を乗り越え、グリーフケア・カウンセリングを今まで行ってきた私の視点からは、やはりグリーフケア・カウンセリングが必要な人は沢山いると感じています。

経験したことがある人ならわかると思いますが、大切な人やペットなど自分にとって自分の一部と感じるほどの存在を失う苦しみは、身近な誰かに相談するだけで気が済んだり落ち着くようなレベルのものでは無かったりします。

誰に話しても本当には癒されない、軽くはならないというようなどうしようもないやり場のない苦しみが募る、それが死別による悲嘆です。(私の死別による悲嘆反応はこちら⇒ 【私が死別から1年8ヶ月で立ち直るまで】6つの心理過程)

真っ暗な空と雲の合間に浮かぶ赤紫色に染まる雲

死別というのは人が人生で経験する可能性のあるストレスの中で1位にランクされており、刑務所への収監によるストレスなどよりランクが上なのです。(死別のストレスへの対処法はこちら⇒【死別の落ち込みも怖くない!】レジリエンス(回復力)を高める4つの具体的方法

そのようなストレスにさらされていながらグリーフケアと言う言葉自体もあまり日本では知られておらず、またグリーフケアカウンセリングを受けることもそれほど一般的に広まってはいません

欧米ではグリーフケアカウンセリングを受けることはとても一般的なことです。

人生最大のストレスであるにも関わらず一人で何とかやり過ごそうとすることは時には苦しみの中で何年もの時間を無駄にしかねません。(ストレスへの対処法はこちら⇒ 【死別の落ち込みも怖くない!】レジリエンス(回復力)を高める4つの具体的方法)

膝を抱えて悲嘆に暮れている女性

また、そもそも病気ではない正常な悲嘆反応であるとはいえ、それがやがて不安障害などに繋がって行くこともあります。

こうしたことから、我慢せずに早いうちにグリーフケア・カウンセリングなどプロの助けを借りることはとても有意義なことだと思います。

早めにグリーフケア・カウンセリングを受けることでストレスを軽減して行った方が立ち直りも早くなります

グリーフケア・カウンセリングを受けずに一人で乗り越えることはできるのか?

死別の悲しみは一人で乗り越えられるのか、というとそれは人それぞれの環境や性格等によって大きく違うので勿論一概には言えません。

死別を自然と受け入れて立ち直って行く人もいる一方で、死別はそもそも乗り越える事が出来ないのだという認識で乗り越えたと言えないまま一生を送る人もいます。

そもそも死別を乗り越えることなどできないのだと言う人もいます。

私はまだ死別の苦しみの中にいた時、夫との死別を30代前後で経験したシングルマザー2人に死別を乗り越えるのにどれくらい時間がかかったかを聞く機会がありました。

一人は15年かかって乗り越えたとのことでした(カウンセリングも受けていたそうです)。もう一人は10年に死別されていた女性ですが、「今は乗り越えましたか?」と聞いたらうっすら涙を浮かべて首をかしげていました。乗り越えたという言葉はありませんでした。

このように死別を乗り越えるという事は簡単なことでは無いことが想像できると思います。まして一人で乗り越えるという事は難しいことだと言えます。

パニックになっている女性

少なくとも私の場合は夫との死別を経験し、苦しみを乗り越えるためにカウンセリングやワークショップに参加しましたが、それなくして早く乗り越えることは不可能だったと感じています。何もそういった取り組みをしなければ何年も苦しみを引きずっていただろうと思います。

グリーフケア・カウンセリングの効果はあるのか?

一般的なグリーフケア・カウンセリングについてはどれほどの効果があるかははっきりとはわかりません。カウンセラーとの相性もとても大きいと思います。しかし少なくとも当カウンセリングにおいては効果があると感じています。お客様の声はこちら⇒ お客様の声

死別のような大きなストレスを乗り越えて行くには今まで通りの在り方、生き方では苦しみが増すだけです。今までと反対の在り方にシフトすることで本当に軽さを感じる事が出来ます。

風船を持って草原を歩く少女

相談者さんたちも、実際にグリーフケア・カウンセリングを受けてみてとても早く軽くなって行くことに驚いています。とても乗り越えられない、と思えるような苦しみでも適切な方法を知れば苦しみって軽くなるんです。

まとめ

死別のケースによっても異なりますが、悲嘆が終結するまでには約4年半という統計結果があるそうです(「はじめて学ぶグリーフケア」宮林幸江・関本昭治著)。ここでの悲嘆の終結は、一区切りつくということで必ずしも乗り越えたということではありません。

また、上記にも書きましたが死別を乗り越えるのに10年以上、または生涯乗り越えられないと言う方もいます。そのような長い苦しみの中に留まり続けることがないよう、早めに心のケアをして行くことでより立ち直りが早くなります。

実際に私がそうでした。私は少しでも早く途方もない死別の苦しみから抜け出したくて思いつくこと、できることはなんでもやりました。その結果本当に早く、そしてあっけなく苦しみが終わったのです。

グリーフケア・カウンセリングを受けてみたいけどどうなんだろう?と迷っているなら、この先何年も死別の苦しみを押し込めながら生きて行く前に、ぜひお試しカウンセリングを体験してみて下さいね。

何年も続くかもしれない苦しみからあなたを救い出すきっかけになるはずです。

一人で無理せず悩まず、深刻になり過ぎないで下さいね☆

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