《死別後のよくあるお悩み②》強い不安に襲われた時の最強の抜け出し方

死別後「強い不安に襲われる」というお悩みにお答えします

魂が成長するグリーフケアセラピーを行っているグリーフケアカウンセラーのAyaです。

今回は死別者ならほぼ全員が経験している「強い不安に襲われる」というお悩みにお答えしたいと思います。

強い不安と言ってもその強さや感じる期間などは大きく人によって異なると思います。また、元々の気質によっても全く違ってくるはずです。

ですが多かれ少なかれ強い不安というのは感じるものです。

 

暗い雨の降る外を家の中から眺めている猫の後ろ姿

私は特に不安感を感じやすい気質(HSP)のため、とてつもない不安感・悲壮感というものが本当に苦しかったです。

死別をきっかけにうつや不安障害に発展するケースもあるかもしれません。不安感も強くなればパニックのような感覚になることもあります。

私は夫がいつ亡くなってもおかしくない状態に入ったくらいのころ、パニック的な居ても立っても居られないどうにもならない底なしの不安を感じました。

もう二度とあんな思いをしたくない、と感じるような体験でした。

ですので、大切な人を亡くされた方の不安がどれほど苦しいものなのかというのは私も推し量ることができます。

不安への簡単な対処法

不安を消そうとしたり逃げようとしなければ消えて行く

不安さんとはうまく付き合っていく必要があります。なぜなら消そうとしたり逃げようとしたり抑え込もうとすると余計に暴走するのが不安の特徴だからです。

このため、不安はあってもいいんだ、今は不安と一緒にいようという感覚でいると本当に早く抜けて行くことが可能となります。(こちらの記事も参考にして下さい⇒【死別の落ち込みも怖くない!】レジリエンス(回復力)を高める4つの具体的方法

ここは大きなパラドックスです。でも不安の仕組みはこのようになっているので、上手くお付き合いすれば不安も浄化されて行くんだと理解して頂ければと思います。温かいオレンジ色の日差しを受けて光る植物

不安が湧いてくると多くの人はその感覚に驚いてどうにかしなきゃ、逃げなきゃ、と感じます。

そして不安は消そうとするほどどんどん苦しくなって大きくなって行くという経験をしたことはありませんか?消そうとするほど逆に不安は強くなるのです。

でもそこで一呼吸おいて「私は不安を感じている」と自分の状態を外から眺めるように認識してみて下さい。

そして逃げなければ必ず過ぎ去っていくという事を忘れないで下さいね。

不安に襲われたらどうにかしたい!逃げたい!となるかもしれませんが、その思いも含めてそう感じていいんだ、と一旦自分を認めて下さい。

不安はみなさんが必ず通る道です。でも不安は必ず過ぎ去っていきます。逃げなければ大きくなることも暴走することもありません。

日常の身体の動きを伴う作業が効果的

また、日常生活の中の身体の動きを伴う作業不安には効果的です。

不安はネガティブな考えと同時に湧き上がります。不安を感じている時、あなたは同時に何らかのネガティブな思考が湧いていることに気付くはずです。

ですが、片付けをしたり、洗濯物を畳んだり、花に水をやったり、何か動作を伴う作業をあえて行うことで一旦そのネガティブ思考から外に出る事ができるわけです。

このため、ネガティブ思考と一緒に湧いていた不安がぷつっと途切れるという訳です。

洗濯物を畳んでいる女性

ものすごく苦しい時はただトイレに行くというのでもいいので何かしら体を動かすということをおすすめします。これは実際に私が強い不安を感じた時に行ったことで、効果がありました。不安に効く方法としてこちらも効果的⇒【家族の死から立ち直れないあなたへ】マインドフルネスのやり方3選!

また、私はアートセラピストでもあるのですが、創作活動は心を癒すことが分かっています。創作活動は動作を伴いますから、あなたをネガティブ思考から引きずり出してくれるのです。

私は死別直後は裁縫、折り紙、塗り絵、散歩など動作を伴う作業などを沢山行っていました。

 

色鉛筆と塗り絵

それが癒しになるから行っていたというわけではなく何となく好きでやっていただけなのですが、結果的にとても早く苦しみを乗り越えられたので、私が短期間で死別の苦しみを乗り越えられたのはそれらが大きな助けになっていたのだろうと後で感じました。(詳しくはこちら⇒【死別を乗り越えた時の私の過ごし方】小さな事を積み重ねるだけ☆)

しかしながら、こうした動作を伴う作業をしている合間にもちょこちょことネガティブ思考は湧いてきたりするものです。

ですがそうであったとしても通常よりもネガティブ思考が湧く回数は少ない状態なのです。

だからネガティブ思考が湧いてくるなぁとがっかりしなくて大丈夫です。実際に私はそうでした。ネガティブ思考が合間に湧きましたが結果的にそうした動作を伴う作業は癒しとなっていました

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事のポイントは、強い不安に襲われたら逃げる必要はなくて不安を認めてあげる。不安と一緒にいてあげる。そして動作を伴う作業などを行うでした。

とっても簡単なことですが、積み重ねると効果絶大です。ぜひ心がけてみて下さい。

強い不安への有効な対処法私自身が一番悩んできた部分なので、私の最も得意な分野です。

当カウンセリングでは実際に強い不安も解消できたという喜びのご感想を頂いていますので、強い不安に苦しんでいる、早く解決したいという方は、ぜひ一度カウンセリングをご体験下さいね☆

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