【死別のショックから最速で抜ける秘訣】全財産を失った女性作家がたった1日でショックを克服した方法

全財産を失った女性作家がたった1日でショックを克服した方法とは?

魂が成長するグリーフケアセラピーを行っているグリーフケアカウンセラーのAyaです。

今回の記事では、死別のショックから最速で抜ける秘訣について、ある対談動画の内容を参考にお話したいと思います。

エックハルト・トール(精神世界の作家・発信者)とGeneen Rothという作家の女性(スピリチュアルな生き方を元々実践している女性のようです)との対談動画の中でGeneen Rothさんが全財産を失った時の大きなショックからどのように抜けたのかを語っていました。

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突然の死別などでショックを受けている方にとってもこの内容はとても参考になると思いますのでご紹介したいと思います。

精神世界の発信者として世界的に有名なエックハルト・トールと作家Geneen Rothの対談

この対談の中ではショックへの対処法として今この瞬間に意識を持ってくることの重要性について語っていましたのでその部分を意訳しました。以下、Geneen Rothさんの体験談の一部です。

私達夫婦は長年安全だと心から信じていたファンドに30年間全財産を投資していました。しかし、あるとき電話で私達の全ての財産は無くなったと連絡を受けました。最初はショックを受け、ヒステリックになり、そして恐怖に陥りました。

それから仲の良い友人や(スピリチュアルの)ティーチャーたちに電話をかけました。そのうちの2人に「あなたはお金を失ったけどあなたの価値は何も失われていないわ」と言われました。

でもそれを言われた時私は「今はスピリチュアルになってる場合じゃないの!」と2人に言ったんです。(笑)

「そんなこと言わないで!私たちはお金を失ったの!どうしたらいいの!道端で生活することになるわ!どうやって食べて行けばいいの?」とパニックになりました。

そしてすぐに気付きました。このような精神状態でやって行くのはとても耐えられないだろうと。「一体何やってたの!?そんなことしたなんて信じられない!一体どうして投資を分散化させなかったの?」など騒ぎ立てる思考状態で生きるなんて絶対に無理だと。私は皆と、自分自身を責め、激しくわめき、ひどい狂乱状態でしたから。

そしてその日のうちにすぐに気付きました。私の心がさまよう瞬間ごとに、失ったお金ではなく今持っているものや見つけられるもの、つまりエックハルト・トールの言っている既にここにある活気づく生命の状態、内在する生命の状態(今この瞬間に自分が生きているのだという体感)へと意識を向けなければ、自分を見失い、ひどい恐怖の中で生きることになってしまうだろうと。

全財産の代わりに彼女は大きな気付きを得た

全財産を失うという体験を通して彼女はエックハルト・トールの話はきれいごとではなく本当なのだと悟ったようです。
エックハルト・トールは、今この瞬間に意識を置き、思考から逃れることで苦しみから逃れられることや、今この瞬間に意識を置く方法として呼吸に意識を向けたり、生命エネルギー(生きているという体の感覚)に意識を向けることを説いています。
大きな苦しみから逃れるには、思考ではなく、今この瞬間に意識を向けることがどれだけ大切かということがよくわかるエピソードでした。
思考こそが苦しみを生んでいるからです。▶詳しくはこちら【なぜ死別の苦しみは長引くの?】思考のループを断ち切る
また、この女性の方は日ごろからエックハルト・トールの説く今この瞬間に意識を向けることの大切さを意識していたようで、たった1日で今に在ることの大切さを思い出してすぐに正気に戻ったところがさすがだなと思いますね。
まさにマインドフルネス(今に意識を置く)によってショックを乗り越えた分かりやすい例だと思います。▶マインドフルネスについて詳しくはこちら 【家族の死から立ち直れないあなたへ】マインドフルネスのやり方3選!
どんなにスピリチュアルな意識を持っていても、お金となると話は別!となってしまというようなこともGeneen Rothさんは動画の中で話していました。
でも、そこでたとえ現実に一喜一憂してしまい、苦しみを生み出す思考ループの悪循環にはまってしまってもきちんとすぐに今この瞬間という本質の自分の意識に戻って行かれればすぐに乗り越えられるということですね。
過去や未来に意識が行っている時は私たちは思考の中にいます。でも今この瞬間に意識があるときは思考は消えます。
そして未来の不安、過去の苦しみを考えている時に苦しみは生まれるので、思考にとらわれると苦しみが生まれます

どんなショックな出来事であっても乗り越える過程は同じ

苦しみを乗り越えるプロセスはみんな同じ

お金を失う体験であっても、大切な人を失う体験であっても、そこから受けるショックから立ち直る過程は同じです。
グリーフケアのパイオニアである精神科医エリザべス・キューブラー・ロスも、死別であってもそれ以外の小さな出来事であっても乗り越える過程は同じだと述べています。
エリザベス・キューブラー・ロスは死を目前にした患者が死を受け入れるまでの過程を5段階プロセスとして提唱しています。これは死別者が死別の悲嘆を乗り越える過程でもあります。
階段を上へと昇る女性
この5段階プロセスの最終段階は「受容」です。▶5段階プロセスについて詳しくはこちら グリーフケアの総合情報~グリーフケアとは?徹底解説
受容というのは目の前の現実全てを受け入れるという事です。この全財産を失ったGeneen Rothさんはまさに今この瞬間に意識を置くことで受容の段階に一気に達したという事です。

日頃の心掛けがレジリエンスを高める

今この瞬間に意識を置くことで、目の前の現実を受け入れられないという苦しみの思考ループから抜けられるからです。
Geneen Rothさんは日頃から今この瞬間を意識することにより、高いレジリエンス(回復力)を身に付けていて、それが実際に今回大きな力を発揮したと言えますね。▶レジリエンスについて詳しくはこちら 【死別の落ち込みも怖くない!】レジリエンス(回復力)を高める4つの具体的方法
このようにマインドフルネスに生きることを日頃から実践することこそが高いレジリエンスを身に付けることになります。

私が死別後に襲われたお金の恐怖への対処法

私自身の経験もお話します。私は夫と死別した時は無職でした。小さな娘もいましたから、これから生きて行かれるんだろうかというとてつもないお金の恐怖に襲われました。
お金の心配をしている女性
私は当時エックハルト・トールの本も読んでいましたのでそのような大きな恐怖について考え続けるとドツボにハマるということを知っていましたので、思考にハマらないように意識するということは自然とやっていました。
このため私はとてつもない恐怖がやって来た時はまずその思考に気付き、その思考に深入りせずにその思考から離れるように意識しました。思考に気付く、ということもマインドフルネスと言えます。
思考が湧いてきては離れる、というような具合で。そんなふうにやり過ごしていたらそのような大きな恐怖に苦しみ続けるということなく切り抜けることが出来ました
今突然の死別でショックを受けている方にもこの在り方は参考にして頂けるはずです。考えれば考えるほど恐ろしい、そういうものです。ですから考えに深入りして行かず、今この瞬間に意識を戻すことがポイントです。
気付きを得た女性
私が行っている魂が成長するグリーフケアセラピーでは、思考に囚われてしまってなかなか苦しみから抜けられないという方でも簡単にできる実践ワークを通して最速で死別の苦しみを乗り越えるサポートをしています。
たった数か月で当初とは比較にならないほど軽くなったというお声を多数いただいております。興味のある方は下記ボタンよりお試しカウンセリングにお申込み下さい。